これは郷里秩父の子どもたちに対する親しみから思わず、それこそ湧くように出来た句。
これも休暇をとって秩父に帰った時、腹を丸出しにした子どもたちが曼珠沙華のいっぱい咲く畑径をはしってゆくのに出会った、そのときのもので、小さい頃の自分の姿を思い出したのか、と言ってくれる人がいるが、そこまでは言っていない。
しかし子供のころの自分ととっさに重なったことは間違いなく、ああ秩父だなあ、と思ったことに間違いはない。
(『少年』)
所在地:
札所34番 水潜寺 所在地住所等:
〒369-1625 埼玉県秩父郡皆野町下日野沢3522